先の真理

事が運んで行くことには、様々な分岐点があります。スムーズに運ぶ事、思うように進まない事、予想外の事、全てに小さな分岐点が密集しており、その点の動きがつながって行く事で、少しずつ経路が変わっていきます。
そこで、ゴールが変わることもあれば、少しだけ事情が変わったまま予定通りに動く事もあります。
即ち、全てを網羅して、全てを予定通りに運ぶには、その全てを見逃さず、動かして行く必要があります。
私たちは1人で完結する事は無いですから、常に周りと共に動いております。
鑑定で、ひとりの方に張り付きで要所要所の動き方をお伝えしたところで、周りの判断や動き方、気分で少しずつ誤差が出てくる事はしょっちゅうございます。
例えば鑑定士本人が、常に霊視をした状態で動くとすれば、周りを読みながら動かしていけるものの、依頼者様に間に入っていただくには、どうしても初めから全てを見透かし、全てが予定通りに進むことは難しいです。
鑑定士が主体となってもあり得るでしょう。
運命の動き方の面白いところは、要所要所でこの地点までは1の展開と2の展開どちらに進む可能性もあるとします。1が80パーセント、2が20パーセントとしましょう。
ですが、これは今時点の話です。
ここで、随分手前の段階で、全く別のところである行動を起こしたとします。
すると、その後に起こる事、要所要所で人の動き方が変わる事により、濃厚であった1の分岐が消え去り、2の方向に進むのです。
ですから、鑑定士の指示通りに行ったのに、外れた!と思う方も居るでしょう。そう言う時は焦らずこの次どう動くべきか、何が動いたか、現状とこの先の予定を確認する事が第一です。
また、逆に初めから2への展開を狙って、あえて一見素っ頓狂なところで行動を起こすことも必要という事です。
相手の嘘を知っていて乗る必要もあるという事です。そして、反対でも、賛同しておく必要もあるという事です。
逆に、例えば依頼者様が、また特定の関係者の方が、このことを知っておけば実現する未来、このことを知らないと実現する未来という、条件付きの実現可能な未来もあります。
そういう時は、霊視してその通りの行動を起こすのです。
例えそれが、その時どんなに意味を成さずとも、周りに難色を示されてもです。時には一時的に悪い役回りとなっても、その道を通らないとたどり着けない未来もあるという事です。
要所要所で仕掛けをしておくことで、最後は求めていた結果、全ての真理を叩き出す事が出来るのです。
霊視はただ視ることではありません。
頭も回転させることです。
そして、時には騙されたフリもすることです。
泳がす事も良し、自分が不自然に振る舞うも良し、最後はすべての真理が繋がります。
恋愛も、人間関係も、時の流れに沿って、必ずしも忍耐の時期は必要となります。最終的に行動を起こすにしても、タイミングを間違えると、うまくいかない、100の効果を発揮できない事もあるのです。
鑑定は、どのような見え方をしているか、分からない方も多いと思いますから、鑑定での答えは、そこで終わりではなく、次に繋がる、最後に結果を出すまで繋がる事だと、知っていただけたらと思います。また、そこに至るまでは、遠慮をして漠然とお越し頂くよりは、はっきりと、ここが知りたいと細かく聞いていただけた方が、しっかりと良いお答えを出せます。しっかり鑑定が出ないと、その先の動き方も分かりづらく、判断を知らぬうちに誤ってしまったり、困ってしまったりする事もあるのです。
鑑定士を信じて全て委ねる事が全ての実現への近道です。
また、私たちも順を追って、焦点を当てて、懐中電灯を当てるように、そこから光を広げていくように見ております。一気に全てが頭に入ってきて、全てを知る、という仕組みではありません。
見ようとしているもの以外は見ていないため、見ないです。ですから、ここを特に見て欲しいという際には、必ずその要望を鑑定士に伝えた方が、満足度の高い回答を得られるでしょう。