このお話は、信じる方と、信じ難い、とおっしゃる方がいるかもしれません。
生命の波動のお話です。
動物は言葉を話しません。その代わり、人間以上に霊が見えたり、感じたり、そういった能力が高い事があります。
とある野生動物との出会いがございました。
これは、真冬の山道を深夜に走っていた時のこと
山道の途中で、フェンスに挟まれた鳶が二羽居りました。
近寄ると、だいぶ高いところから落ちて、挟まってしまったよう。
二羽とも目は合うものの、何日か挟まれていたようで、全く動けなくなって居りました。
私は前世でも、動物が大好きでした。
今世もそうです。助けたいと思いました。
この世には、時空の流れ、というものがございます。成るように成る、皆運命を辿り、時を過ごしています。
時空をねじ曲げ、変えてしまうことが出来るのが、念力になります。
恐らく、公になっていない分、信じない方も多いかと思いますが、一線をまだ超えない命であれば、呼び戻すことも可能です。
というのも、生命の波動を送り込むのです。
心身の癒しの波動の、ワンステップ上のものになります。強力です。
フェンスを引き、ズルズルと鳶達は降りてまいりました。
全く覇気を感じません。
そこに、地元の方がトラックで通りかかりました。荷台に積まれている道具から察するに、野生動物には詳しそうな方々でした。
鳶たちをひと目見ると、
「もうこれはダメだ、無駄だからやめておけ」
「悲しいけれど、これが自然の逆らえない所だ、諦めな」
そう言い立ち去りました。
一羽はヨロヨロと動き出し、地面を這って行ってしまいました。
目の前にもう一羽、全く動けなくなった鳶が居りました。
目はこちらを見ています。
抱き寄せ、強い波動を送り込みました。
腕の中で、寝息を立てて、眠りました。
真冬の山道、深夜の時間帯ですから、気温は1桁あるかないか。
波動により体が温まったのかもしれません。
数時間、抱きながら波動を送り込みました。
後日
地元の保護施設に保護され、餌を食べるようになり、順調に回復していったとの事。
この鳶の運命を変えてしまったとしても、後悔はして居りません。
この力でより多くの生命を救えるならば、お役目を真っ当したいと感じた出来事でした。